交流電源と直流電源
動画内容
- 交流と直流の違い。
- 3相モーターの回転方向を変えるには?
- 周波数とは?
- 東日本(50Hz)、西日本(60Hz)、の違いで発生する問題とは?
- 直流電源の極性を間違えると?
交流電源とは?
・交流電源の身近な例
家庭用コンセントなど、電力会社から買う電気。
・交流電源の種類
家庭用 単相(線が2本)100v(家庭用コンセントなど)、単相200v
工業用 3相(線が3本)200v、3相400vなどがあります。
ちなみに、3本の線のことをR・S・Tといい、それぞれ赤・白・青(または黒)い線が
使われることが多いです。
交流電源の特徴
交流電源は時間の経過とともにプラス側とマイナス側に入れ替わります。
このサイクルが1秒間に繰り返される回数を周波数といいます。
ちなみに周波数は東日本では50Hz、西日本では60Hzです。
(なんでも、日本で初めて導入された発電機が、東日本は50Hz、西日本は60Hzだったからみたいです。)
つまり厳密に言うと、蛍光灯は1秒間に50−60回点滅しているということになります。
また、同じモーターを東日本と西日本で廻した場合、西日本のほうが早く廻ります。
インバーターを使用すると周波数を変えることが出来ます。
直流電源とは?
・直流電源の身近な例
乾電池・車のバッテリー
・直流電源の特徴
直流電源の特徴は、プラス・マイナスの極性があって、常に一定方向に電気が流れます。
したがって、電気部品につなぐ場合は、+と−を間違えないように、注意が必要です。
まとめ 抑えておきたい電源の特徴。
1.直流電源には、極性がある=電源配線を逆につなぐと部品が正しく動作しない。
2.交流電源には、極性がない=電源配線を逆につないでも正しく動作する。
(リレー、タイマーなど単相で利用した場合)
3.東日本と西日本で同じモーターを廻した場合、西日本のほうが早く廻る。
4.3相電源のうち2本を入れ替えると、モーターは逆に廻る。
5.機械屋たるもの、感電を防ぐため、アースは必ず接続すること。