リレーの構造とa接点、b接点と基本回路
リレーの構造とa接点b接点について動画で解説しています。
リレーを使った基本回路です。
この考え方がすべての制御回路の基礎となりますので、
完全に理解して下さい。
☆リレーの構造と働き
上の図を見てください。
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リレーの動き・働き・意味を完全に理解してください。
これを本当に理解しないと制御盤・シーケンサ(PLC)を理解することが出来ません。
リレーのコイル(電源)に電気が流れると、コイルに磁界が
発生します。(要は磁石みたいになるということです。)
(なんでそうなるかは、考える必要ありません。)
その結果、コモンから伸びた板がコイルに引っ張られて、
b接点側から離れて、a接点側にくっつきます。
そして、電源がoffになると、コモンの板は、a接点から
離れて、b接点側に戻ります。
つまりリレーの電源が入った時、電気はコモンからa接点へと流れ、
リレーの電源が切れたとき、電気はコモンからb接点へと流れます。
シーケンサ(PLC)以前の制御盤は、このリレーや、タイマーやカウンターなどが
たくさん使われていました。
つまり、シーケンサ(PLC)は、リレー・タイマー・カウンターが
すごく一杯詰まった箱のようなものと
考えるといいでしょう。
a接点とb接点とは
なんらかのアクションがあったときだけ、(リレーで言えば、電源が入った時)
コモンとつながるのがa接点。
ノーアクションのときだけ、(リレーで言えば、電源がoffの時)
コモンとつながるのがb接点。
従って1つの部品のa接点とb接点は同時に入ることはないということです。
制御回路って、実はシンプルに言うと、様々な機器のa接点、b接点の
組み合わせで、なりたっているんです。